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小島三郎記念文化賞・研究助成金

2017年度

 第53回小島三郎記念文化賞並びに第25回研究助成金及び創立25周年特別研究助成金の贈呈式が平成29年10月27日(金)午前11時より、浜松町東京會舘(東京・浜松町)において開催されました。

 本年度は本財団創立25周年の記念の年であり、創立以来続けております研究助成事業は記念すべき節目の第25回の贈呈となります。それを記念しまして、研究助成は「一般・生理学」の一領域を新設し8分野に、また助成金も200万円増額し1,500万円になりました。さらに「創立25周年記念特別研究助成金」を設け、総額1,000万円が「臨床検査、微生物検査の標準化」を主眼として調査、研究に積極的に取り組もうとする団体に贈呈されました。

 小島三郎記念文化賞の受賞者は、神戸大学大学院医学研究科附属感染症センター臨床ウイルス学分野教授の森康子氏。受賞のテーマは「ヒトヘルペスウイルス6B受容体の発見とウイルス侵入機構の解明」で、これまで不明であったHHV-6Bの受容体が、活性化したヒトT細胞に発現するCD134であることを世界に先駆けて発見され、その受容体CD134への結合にはgH/gL/gQ1/gQ2糖タンパク質複合体による四量体の形成とその立体構造が重要であることも明らかにされました。また、HHV-6の組換えウイルス作成システムの確立を世界に先駆けて成功されたことで、ウイルス関連遺伝子の機能解明に大いに貢献し、HHV-6研究を飛躍的に発展させ、これらの業績が高く評価され受賞の対象になりました。



贈呈式風景
贈呈式は、本財団渡邉治雄理事長の開会の挨拶で始まり、続いて同理事長により小島三郎記念文化賞の選考経過が報告されました。

今回推薦された小島三郎記念文化賞候補の業績は、何れも極めてレベルの高いものであり、厳正審査の結果、森康子氏を受賞者に決定した旨の選考経過報告があり、同氏に賞状と記念トロフィー、副賞が贈呈されました。 

渡邉治雄理事長 挨拶

また、森康子氏を推薦された一般財団法人 阪大微生物病研究会理事長の山西 弘一氏より推薦のお言葉をいただき、同氏の業績を紹介していただきました。

研究助成金の選考経過については、選考委員長である本財団宮地勇人理事より、申請応募件数239件(前年度238件)に対する選考委員会での審査・選考について、厳正審査の結果、特に優れた15名に、また、創立25周年を記念した特別研究助成金を15件の応募から、同じく厳正審査の結果、特に優れた4団体に研究助成金を贈呈することに決定されたことを報告した後、渡邉理事長より贈呈されました。



宮地勇人理事 研究助成金選考経過説明

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小島三郎記念文化賞受賞者

  小島三郎記念文化賞を受賞された森康子氏より「この度は大変栄誉ある賞を賜り、黒住医学研究振興財団の皆様、選考委員の先生方、栄研化学株式会社の皆様、そして今回ご推薦いただきました山西先生に厚く御礼申しあげる。HHV-6Bの受容体同定という成果によって頂けた賞であることを思うと、この上もない喜びであり、一緒に携わっていただいた皆様とともに受賞できた賞であると心から感じており、今後もこの賞に恥じないよう日々精進していきたいと思うとともに、後進の育成にも努めていきたい。」と受賞の喜びと今後の抱負を述べられました。

森康子氏 推薦者の山西弘一氏

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研究助成金を受けられた先生方


(後列左より)中山寛尚、橋倉悠輝、松尾英将、柳沢龍、山澤 一樹、山田景土 (敬称略)
(前列左より)大谷克城、大原利章、神田光郎、姜美子、笹野哲郎、澤幡美千瑠、澤啓 の各氏

(前列左より)日本ウイルス性胃腸炎研究グループ 牛島廣治、日本臨床化学会 山舘周恒、
      日本臨床検査標準協議会 高木康、日本臨床微生物学会 岸井こずゑ(敬称略) の各氏

 さらに、研究助成金受贈者15名を代表して旭川医科大学医学部微生物学講座准教授大谷克城氏から、また、特別研究助成金を受贈された日本ウイルス性胃腸炎研究グループ、日本臨床化学会、日本臨床検査標準協議会、日本臨床微生物学会の4団体を代表して日本臨床検査標準協議会会長高木康先生から受賞の喜びと今後の抱負が述べられました。

大谷克城氏 受贈者代表挨拶 高木康氏 受贈団体代表挨拶

 最後に本財団黒住忠夫常務理事より閉会の挨拶があり「森氏には心よりお慶び申し上げ、研究助成金受贈者の方々にはこの研究助成金を有効に使っていただき先生方の研究が更に進展されることを期待している。」と述べられました。


黒住忠夫常務理事 閉会の挨拶

 引き続き、受賞の先生方を囲んでの祝賀会に移り、本財団の渡邉治雄副理事長のお祝いの言葉と乾杯で始まり、盛会のうちに散会となりました。

渡邉治雄副理事長 お祝いの言葉と乾杯の発声

(事務局 小澤 宏和)

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