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小島三郎記念文化賞・研究助成金

2013年度

 第49回小島三郎記念文化賞並びに第21回研究助成金の贈呈式が平成25年10月25日(金)午前11時より、東京會舘において開催されました。

 小島三郎記念文化賞の受賞者は、岐阜大学大学院医学系研究科再生分子統御学講座病原体制御学分野教授で岐阜大学医学部病原微生物遺伝子資源保存センター長併任の江崎孝行氏。 受賞のテーマは「病原細菌の分類手法の開発とそれを利用した微生物の社会基盤の確立」で、永年、細菌の系統分類学研究に携わり、その分野の研究基盤の確立に多大の貢献をされた業績が高く評価され受賞の対象になりました。 特に、1980年代に始まった16SリボゾームRNAによる系統分類と染色体DNA交雑法による分類体系への研究の再構築が始まった時代に、逸早くこの分野の分類体系の改革に取り組まれ多くの論文を発表し、Mycobacterium, Burkholderia属など重要な高度病原体などの記載に大きく寄与されるとともに、Bergey's manualでこの分野の執筆も担当されています。

 贈呈式は、本財団中谷林太郎理事長の開会の挨拶で始まり、続いて同理事長より小島三郎記念文化賞の選考経過が報告されました。 今回推薦された小島三郎記念文化賞候補の業績は7件で、何れも極めてレベルの高いものであり、厳正審査の結果、江崎孝行氏を受賞者に決定した旨の選考経過報告があり、同氏に賞状と記念トロフィー、副賞が贈呈されました。


贈呈式風景

 また、江崎孝行氏を推薦された東海大学名誉教授の小澤敦氏より推薦のお言葉をいただき、同氏の業績を紹介していただきました。

 研究助成金は15名の先生方に贈呈されました。研究助成金の選考経過については、選考委員長である本財団宮地勇人理事より「本年度は、申請応募件数162件に対する選考委員会での審査・選考について、厳正審査の結果、特に優れた15名に研究助成金を贈呈することに決定した。」旨の報告があり、中谷理事長より受贈者に研究助成金総額1,200万円が贈呈されました。


中谷林太郎理事長 挨拶

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小島三郎記念文化賞受賞者

  小島三郎記念文化賞を受賞された江崎孝行氏は「本日は、ご推薦いただいた小澤敦教授、審査委員の先生方をはじめ、黒住財団の皆様に厚く御礼申し上げる。
私は、鈴木祥一郎、上野一恵両先生が第7回小島三郎記念文化賞を受賞された研究室に丁度その時入り無芽胞嫌気性菌の研究を始め、その後薮内先生に師事し非発酵菌、好気性菌で高度病原体に色々接触する機会を得た。その間に本日ご推薦いただいた小澤先生にケニアに行くチャンスを与えていただき、コレラや他には経験できないような高度病原体の研究をする機会をいただいた。我々が系統保存してきた病原性菌株は、文部科学省の支援でナショナルバイオリソースとして世界に情報発信出来る態勢となり私の残り3年間、気を引き締めてこの研究を継続したい。」と感謝の言葉と今後の抱負を述べられました。

江崎孝行氏 ご夫妻 推薦者の小澤敦氏

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研究助成金を受けられた先生方

 また、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科メタボ先制医療講座特任准教授の橋本貢士氏より「本日、研究助成金受贈者を代表して一言お礼の言葉を述べさせていただきたい。私は内分泌代謝学、特に甲状腺学の臨床と研究の中で、バセドウ病の患者さんの診療に際し、その予測が困難な再燃、再発を的確に予測できるバイオマーカーを開発すべく、この研究助成金に応募させていただいた。今後とも、諸先生方のご指導ご鞭撻をよろしくお願いしたい。」と受賞の喜びと今後の抱負を述べられました。
(左より)石橋宰、内山淳平、奥村香世、竹澤由夏、田村雄一、辻岡貴之(前列)
     栃木直文、中野竜一、橋本貢士、平山哲、脇坂尚宏(後列)  の各氏


宮地勇人選考委員長 選考経過説明 橋本貢士氏 受贈者代表挨拶

 最後に本財団黒住忠夫常務理事より閉会の挨拶があり「江崎孝行氏と奥様には心よりお慶び申し上げる。研究助成金受贈者にはこの研究助成金を有効に使っていただき先生方の研究がさらに進展されることを期待している。」と述べられました。


黒住忠夫常務理事 閉会の挨拶

 引続き、受賞の先生方を囲んでの祝賀会に移り、本財団の河合忠理事のお祝いの言葉と乾杯で始まり、盛会のうちに散会となりました。

(事務局 佐藤 貴司)

河合忠理事 お祝いの言葉と乾杯の発声 祝賀会風景

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