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第57回小島三郎記念技術賞・第41回福見秀雄賞

2022年度

第57回小島三郎記念技術賞並びに第41回福見秀雄賞の贈呈式が、去る6月10日(金)午後2時より東京會舘本館(東京・千代田区)において開催されました。

渡邉治雄理事長挨拶 式典会場

渡邉治雄理事長から開会の挨拶があり、この中で本年度は財団法人創立30回目の贈呈の年であることから、これを記念して顕彰事業の三賞の副賞増額、研究助成事業では対象領域に「感染危機管理」を新設(2年間の時限付)、特別学術記念講演を企画している旨の報告がありました。続いて、水口國雄選考委員長より小島三郎記念技術賞、次いで猪狩淳選考委員長より福見秀雄賞の選考経過報告がなされ、受賞された各氏に賞状、記念品(小島三郎記念技術賞:記念盾、福見秀雄賞:記念メダル)及び副賞が贈呈されました。なお、今回もコロナウイルス感染症の状況を鑑み、祝賀会は実施せず、出席者も受賞者と本財団役員のみでの式典という簡素なものといたしました。

小島三郎記念技術賞受賞者 : 写真左から、雨宮健司氏、水上尚子氏、?田志緒美氏、和知野純一氏

小島三郎記念技術賞受賞者を代表して水上尚子氏(慶應義塾大学病院臨床検査科生体・健診・心機能検査室 主務)が挨拶され、「我々4名はこの様な歴史と権威のある賞を法人創立30回記念の年に受賞出来たことを誇りに思い喜びで胸がいっぱいである。超音波検査は、検体検査に比べ、検査者の技術・知識に検査結果が左右されてしまうという面があり、熟練した技師は自分の技術を広く普及させることが役割であるが、エビデンスに基づき確認し常に客観的な評価をしていく姿勢が重要だと考えている。最近の人工知能の発達は、私たちの検査にも大きな影響を与えつつあり、過去の検査方法にとらわれることなく新しい技術も取り入れながら今後もより診断価値の高い検査法の確立に取り組んでいきたいと思っている。」と受賞の喜びとこれからの抱負を述べられました。

また、福見秀雄賞受賞者を代表して挨拶された山岡源治氏(元 香川大学医学部附属病院検査部 副臨床検査技師長)は「臨床検査技師にとって大変栄誉ある賞をいただき、誠に光栄に思う。私は、香川県臨床検査技師会を基盤に、積極的に技師会活動を行い、四国や中国地区の仲間と連携して定期的に血液検査やフローサイトメトリーに関する研修会や形態サーベイを主催し、技師会の学術活動を通じて卒後教育、臨床検査技師の技術的な底上げに努めてきた。臨床検査技師という職業はAIに取って代わられる可能性も否定できないが、業務拡大への対応やチーム医療の一員として、大きく活躍できると考えている。今後も微力ながら後進の育成に尽力し、検査の楽しさややりがいを伝えていきたい。」と受賞の喜びと今後への思いを述べられました。

福見秀雄賞受賞者 : 写真左から、鶴岡尚志氏、鳥居良貴氏、町田哲男氏、山岡源治氏

国立研究開発法人国立国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センターセンター長の岡慎一先生による「新規HIV感染者ゼロを目指して;検査と予防の重要性」と題した講演がありました。先生のご専門は感染症、特にエイズの診断と治療で、HIV感染者への治療の現状、今後の見通し、新規感染者ゼロにするにはどうしたら良いのかなどのお話がありました。当初は治療薬が1〜2種類しかなかったものが、1996〜7年には多剤併用療法により、予後が劇的に良くなったが、副作用も強いものであった。2000年を過ぎたあたりから薬が進歩し、予後がさらに良くなった。当時は1日5回薬を飲んでいたものが2013年ごろには1回になり、最近では2か月に1回で済む注射薬も開発されている。また、治療をきちっと受けていればパートナーに感染をさせないということも証明されているなど大変興味深いお話をいただきました。

特別講演 国立研究開発法人国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター長  岡 慎一 先生 寺本哲也常務理事

寺本哲也財団常務理事より受賞者並びにご家族の方々へのお祝いの言葉が述べられ、「受賞された先生方の平素のご努力が高く評価されて本日の受賞になった訳で、この受賞を契機にさらに研究活動が発展され医療に貢献されることを祈念している。」と挨拶がありました。

(事務局 小澤 宏和)

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